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【キリリク第2弾】君と僕の^2(事情) 第2話

2009-11-29

おはようございます!
Pocchiです!
本日はキリ番リクエスト第2弾『君と僕の^2(事情)』第2話をアップします♪

<注意書き>
◎当シリーズは、別マ2009年12月号以降の「未来予想」です。
………が!Pocchiの大好きな昔のドラマのパロディで、ちょっと非日常的なお話です。
また、R指定するか迷う微妙なラインなのですが、一応[R−18]にしてみました。
そういったたぐいのお話は苦手という方や、未成年の方はご遠慮下さい…。
逆にすごいのを期待して読まれる方は全然過激じゃないので、期待はずれかもしれません。
◎当ブログを初めてご覧になる方は【はじめに】をお読み頂き、二次小説・当ブログの方向性についてご理解いただけましたらご覧下さい。
◎コチラのシリーズを初めてご覧になる方は第1話からどうぞ♪



************
『君と僕の^2(事情)』 第2話




風早と爽子は自分の目の前にいる自分自身を
ただ呆然と眺めるしかなかった。

その間も雨は冷たく二人の頭上に降り注ぐ。


そんな中、
爽子の姿をした「風早」が非現実的なこの事態に恐る恐る口を開いた。
「……な、なあ……『俺』の中身は……黒沼、なの?」


すると、風早の姿をした「爽子」もようやく口を開いた。
「……う、うん……信じられないけれど………
そう、みたい………。
わ、『私』の中身は……か、風早くん……なの………?」

「お、俺?……うん、俺は「風早」だけど……」
爽子の姿をした風早は自分自身を指差した。


「………」「………」


「俺たち……」「私たち………」
「「身体と心が入れ替わっちゃった………??」」


「………」「……………」

再び沈黙の時が流れた。



「………こ、こんなことって……」
再び開いた爽子の口から漏れた声は、震えていた。



その直後、

「チャッチャララチャッチャチャ〜♪」
「ピロリロリッ、ピロリロリッ!」

再びそれぞれの携帯電話の着信音が鳴り、
二人は「びくっ」と肩を上下させた。

手に持っている携帯は、確かに『自分』の携帯なのだが、
この姿のまま電話に出てはいけないことは、
それぞれが瞬時に理解した。


二人は再びお互いの顔を見る。
「ど、どうしよう……風早くん………」

「……く、黒沼、俺の携帯に出れる?」
「……えっ!?」

「だってっ……、今俺がこっちの携帯に出てもまた『黒沼』が出ちゃうじゃん……!
黒沼の携帯には『俺』が出るから、早くっそっち貸して!」
「え、で、でも……」
「さっきの着信、誰から!?」
「えっ、お、お父さんだけど……わたし、一方的に切っちゃって……」
「今かけてきてるのも、黒沼のお父さん??」
「……え、う、うん……」
「じゃあ、なおさら早く出ないと!
黒沼のお父さん、さっき黒沼の携帯に「男」が出たまま電話切れちゃって、
絶対心配してるって……!!」

「……あ………!」
爽子は父親の激怒する声を思い出して青ざめた。
「ほらっ…早くっ…!」

風早は半ば無理やりに、「自分の姿をした爽子」から「爽子の携帯」を取り上げ、
自分の携帯を、爽子に渡した。
「俺の携帯は、母さんからの着信だから……!とりあえず出て適当にしゃべって……!」と爽子に告げた。


そしてすぐに風早は、「爽子」の携帯に出た。

ピッ。


「………も、もしもし……?」
『さ、爽子かっ!?お父さんだ!
………だ、大丈夫なのか!?今どこにいるんだ!?
さっきの男は……だ、誰なんだ!?
お前は、無事なのか!?何もされていないかっ!?
……さ、爽子っ……』
「お、おじ……お父さん……!」
『……!』
「だ、大丈夫だから!
さっきはまだ学校にいて、クラスの子がじょ、冗談で出たんだ。
ごめん………」
『そ、そうなのか?いじめられたりとか、してないのか……?』
「うん。そーいうんじゃないから……」
『そ、そうか……ならいいんだ………。
さっきは急に切れたから心配したんだぞ………。
誘拐されたんじゃないかとか、色々考えて、
父さん気が気じゃなかったよ………。
あ、父さんまだ会社なんだがな、
窓を見たらいきなり大雨が降りだしただろう?
今日、母さん近所の奥さん達と寄り合いがあるって言ってたから、
多分帰りが少し遅いんだ。
爽子がもし傘もっていなかったら帰れなくて困ってたら……
父さん早退して迎えに行こうかと思ってな……』
「だ、大丈夫だって!傘、くろぬ…と、友達に借りたから…!」
『そうか………。すまんな。父さんどうも心配性でな………。
じゃあ、気をつけて帰るんだぞ?』
「う、うん。分かった……じゃ……」

ピッ。
「………」
風早は、ひとまず「はーーっ」と安堵のため息をついた。

徐々に冷静さを取り戻してきていた風早は、
道路の端まで転がった傘を拾い、
爽子の元へ戻ってきて再び二人で一つの傘に入った。

そして「自分の姿をした爽子」が母親と携帯で話す様子を伺った。

「もしもし……」
『あ、翔太!?やっと出た!!
さっきね、母さん翔太の携帯にかけたつもりが、
前に聞いた爽子ちゃんの携帯に間違ってかけちゃったのよーー!
爽子ちゃんに謝っといてちょうだい。
で、あんた今どこなの?』
「えっ、えっと……こ、ここは、学校帰りで、
わたし……あ、いや、く、黒沼………の家まで送っていく途中なの…っだぜ…」
『あら!爽子ちゃんと一緒だったの?
なんだ〜、母さんさっき一方的に切っちゃって。
一緒なら替わってもらえばよかったわ〜。
あ、あのね、ちょっと母さん、安田のおじさんが緊急入院したっていうから
急なんだけど、今から病院に行くことになったの。
だから夕飯まだ作ってないの。で、テーブルにお金おいといたから
透太と何か適当に買って食べといてもらえる?
お父さんも多分今日は仕事遅いから……」
「え、あ、あの……」
『とにかく、急いでるから、これで切るわね!
また電話するから!じゃっ』

「あっ………」
プツッ。

「………」
爽子は通話が切れるとすぐに、自分の姿をした風早を見た。

「……お、おばさん、『安田のおじさん』?が緊急入院したから、
帰り遅くなるって。
お夕飯、弟さんと一緒に何か食べててって………」

「え、安田のおじさん?!そ、そうなんだ……だ、大丈夫かな…」
風早は一瞬叔父の心配をしたが、すぐに「自分達の今後も心配しなければならない」ということを思い出した。


「……か、風早君……私たち、これからどうすれば………
……ふ、ふぁ……ふぁくしゅんっ……!」
「……!黒沼??大丈夫?
と、とりあえず、俺らこんなに雨に濡れちゃったし………。
まずは着替えて落ち着こう……な?」
「……う、うん………」
「じゃ、お互い家に帰って………って、まてよ………」
「………え?……………………っあ!」

二人は見つめ合った。
「俺が『黒沼』んちに帰って」
「わ、わたしが『風早くん』ちに帰らないと……いけないの?」
「………そーいうことに、なるよな?」

「………」「……………」


(!!)
そこで爽子はある事実に「はっ」と気付いた。
(と、ということは………
私の姿をした風早くんが、着替えをするの……??
そ、それは………えっと、その……つまり……)

一方の風早も考えていた。
(今俺は、『黒沼』の身体ってことは、俺は黒沼の………)

「……く、くろぬ…」
「だ、だめーーーーーっ!!!」


「………えっ!!?」
風早は爽子の発した大声に驚いた。

「だ、だだだ、だって、か、風早くんが……
わ、わわわたしの身体で……お風呂に入ったり、き、着替えをしたり……
するんでしょう………!?」
「………!!!」
風早は、手のひらで「ばっ」と口元を覆い隠した。


かぁ〜〜〜〜〜〜!!!
と二人の顔が真っ赤に染まる。


「……たしかに………そ、そうだけど
でも、じゃあ、どうすれば……」
「………〜〜〜」

爽子は両手で顔を挟み込むと「あああぁぁぁ………!!」と小さく叫んだ。


その後しばらく黙っていた爽子だったが、「ぱっ」とひらめいたように風早を見た。
「か、風早くん……今たぶん、わたしのおうち、お母さんいないの……。
だから………ひとまず………ふ、二人でわたしの家に、行かない………?」

「えっ!?ふ、二人………で!?」
(誰もいない黒沼の家に、ふたりっきり??)
風早の意識は一瞬色んな期待と妄想でくらくらした。

「私がっ………か、風早くんをお風呂に入れて、
着替えさせるからっ……」
「えっ……!?」
「お、お願い………!は、は、恥ずかしいの、風早くんにその……み、見られるのが………!」
「………っ!!」

(そ、そうだよな。俺たち、まだそういう関係じゃないもんな………。
お、俺は下心込みで、実はちょっと嬉しかったけど………
黒沼は、恥ずかしいよな、嫌だよな………)
風早は一瞬でも抱いた自分の下心を恥じた。
そして、潤んだ眼差しの爽子(姿は風早)の懇願を受け入れざるを得なかった。

「………仕方ないけど、今日は……そうしよう。
とりあえず、着替えてから、今後のことを考えよう………」
「う、うん………じゃ、い、急ごう……お母さんいつ帰ってくるか分からないのでっ……」
「んっ!」


というわけで、
(爽子の姿をした)風早と
(風早の姿をした)爽子は、
爽子の家に急ぎ足で向かった。


間もなく爽子の家に着くと、風早の姿の爽子が「ガチャッ」と鍵でドアを開いた。
そして家の中に、ひと気のないことを確認して、
「か、風早くん、入って……!」と風早を招き入れた。

それから二人はさっそくお風呂場へと足を運んだ。

「………」「………」


一瞬妙な間が出来るが、意を決して爽子が言った。
「か、風早くん、ちょっと……み、見られたら恥ずかしいのでっ………!
ハ、ハンカチで目を隠しますっ……!」
「えっ!?あ、ああ………うん、分かった」

「ごめんなさい、風早君の制服も濡れちゃったみたいなので、ぬ、脱いでも、いい……??」
「え?うん……いいよ……」

爽子は、自分の着用していた(風早の)制服のジャケットと、ワイシャツを脱ぎ、上半身はTシャツ一枚になった。
「あの………制服の………ず、ズボンもびっしょりなので……ぬ、脱ぐねっ………?
な、なるべく見ないようにするのでっ………ご、ごめんなさいっ!」
「えっ、あ、うん。俺はほんと別に大丈夫だから………」

そして爽子は自分の履いていた制服のズボンも脱ぎ、下はトランクス一枚になった。
塗れた制服とシャツは、脱衣所にあったハンガーにかけた。


二人は、お互いを直視できず、俯いたままの状態で
爽子は遠慮がちに呟いた。

「で、ではちょっと……し、失礼しますっ……」
「………っ!」

爽子の姿をした風早は、背後に回った爽子(外見は風早)からハンカチで目隠しをされた。
そして………
「では、ちょっと、制服も脱がせるので………」
「う、うん……」


(……う、うわーーうわーー………!!
は、端から見たら、まるで俺が黒沼にこんなプ、プレイを……!
な、なんか変な気分になってきた…こ、こんな事態だってのに
俺は、なに考えてんだよっ!!)

「〜〜〜〜〜……」
「………?、か、風早くん?大丈夫……?」
「え!?うん、ごめん、なんでもないんだ。
いいよ、ささっと脱がせちゃって…!」
「う、うん………」

(ぬ、「脱がせちゃって」って俺が言うのも変な話だよ、な)

爽子の手……今は骨ばった風早の大きな手が、風早の着ている……爽子の制服を脱がしていく。

ドキン

ドキン

ドキン

手が肩、鎖骨に触れたり……腰に回されたりする度に、
今は爽子の身体のせいなのか
風早はいちいちぴくっと反応してしまう。

(うわっ、なに、この感覚………
女の子ってこんなふうに感じるんだ……
………俺、目隠しされてて良かった………。
だって俺きっと、すげー目元も緩んで変な顔してる……)
そう思いながら、風早はきゅっと唇を噛んだ。

$君の空。

爽子の手によって、風早(姿は爽子)は着ていた衣類・下着を全て脱がされた。

「ついでに、シャワーも浴びさせちゃっても……よいでしょうか……?」
「う、うん……いーよ」

ガラっと浴室の扉を開け二人が中に入ると爽子は再び扉を閉めた。

キュッと蛇口をひねる音の後、シャーーーとシャワーが出た。
温かいお湯が出始めたことを確認すると、爽子は自分の姿をした風早の身体の
心臓から遠い部分から順にシャワーをかけ始めた。
「あ、熱くないっ……??」
「う、うん。全然大丈夫………!」

「じゃあ、次は……、軽くボディーソープで洗いますっ……」
「は、はい……!」

爽子はスポンジにボディーソープを泡立てると、順番に洗い始めた。
「………っ!〜〜〜〜っ」

目隠しをされているせいか、
風早の……というよりも爽子自身の身体の聴覚と感覚は、おそらく今普段より研ぎ澄まされていた。
風早は……爽子の身体は徐々に熱を帯びてきていた。

(やばい、やばいやばい……!なんか俺、どーにかなりそう………)


「く、黒沼、えっとごめん、まだ…時間かかる…!?」
「えっ!?あ、辛い……?ご、ごめんね、目隠ししているし、辛いよねっ……。
それに湯船に浸かってないから……寒いよね………ごめんねっ………」
爽子から申し訳なさそうな、低い風早の声が漏れた。
「あ、いや、ちがくて……」
「もう洗い流すから、そしたら、終わりだから……!」
「いや……うん、分かった……〜〜〜」

そして爽子は手早くシャワーで泡を洗い流すと、再び風早を連れて脱衣所に戻った。
バスタオルで身体をささっと拭き、
「お洋服、とりあえず、パジャマを着せるので、」と部屋から持ってきた下着とパジャマを風早に着せた。

全てが終了すると、目隠しのハンカチをしゅるりとほどいた。

「お、お疲れ様……です………」
トランクスとTシャツ一枚の風早の姿をした爽子が、ペコリとお辞儀した。
「ううん。こちらこそ………」
爽子の姿をした風早は、パジャマ姿でくしゃっと頭をかいた。


「じゃ、じゃあ風早くん……というか私にもお洋服を………
あ、私のジャージか、お父さんの私服しかないのだけれど………
どうしよう………」
「え、ああ、そっか。
黒沼んち、大人の男がお父さんしかいないんだよな。
でも………黒沼は自分のお父さんのだから気にならないかもしれないけど、
実際は俺が……『風早』が黒沼んちに来て
お父さんの洋服に着替えて帰るんだよな?
な、なんか不自然かも………。
黒沼の大き目のジャージとか、あればそっちの方が………」

「………そ、そっか。そうだよね……。
うーーんと、うーーんと……
あっ!そうだ……こないだ、ち、ちづちゃんに借りたジャージがあったかも…!
そっちの方がまだ、丈とか……ましかもしれない……
多分わたしのジャージは風早くんには短すぎるもの………」
「ん、じゃ、吉田の借りるわ!えっと、このまま風呂場にいるのも、あれだよな………」
「……そ、そうだよねっ……!じゃ、ひとまず私の部屋に……ど、どうぞ!」
「うん、わりー」
「いえ……そんなことは………こちらこそ、すみませんっ………」


そして、二人はハンガーにかけた風早の制服を持って、2階の爽子の部屋にあがった。

「お邪魔します………」
という風早は爽子の姿をしているため、きっと第3者から見れば自然な姿だ。
むしろ不自然なのはTシャツとトランクスだけの、風早の姿をした爽子だった。

風早が爽子の部屋に来るのはこれで3度目だった。
(しかし、まさか、『黒沼の姿』になって黒沼んちに来ることになるなんてな………)
風早は苦笑した。

風早がチラっと爽子を見ると、
学習机に手を置いてたまま、ただぼーっとその場に立っている爽子がいた。


「………くろぬま?………平気………?
………じゃないよな………」
(こんなあり得ない事態になって、平気なはずがないよな………)

爽子がゆっくりと振り返った。
目が少し赤くなっている。

「黒沼…」

「―――ん、実は夢なんじゃないかって……
まだ信じられなくって………
この先どうなるんだろうって考えたら……
ちょっと、今、心がどこかに行ってしまってた……
………あっ!そうだ、ちづちゃんのジャージ探すね。
確か返そうと思って、そこの紙袋に入れたんだった」
目の赤い爽子は、えへへと無理に作り笑いをした。
しかし、すぐに俯き、必至に涙を堪えた。
「………っ」


「黒沼………」

風早(姿は爽子)は、ゆっくりと爽子に近づいた。
そして、自分の姿をした爽子に真正面からぎゅっと抱きついた。

「………っ!」
驚いた拍子に、
爽子の瞳から堪えていた涙が一粒、二粒、ぽたっ、ぽたっと風早の頭に落ちた。

「か、風早くん……?」
「俺、今は黒沼の姿だから、身体が小さいから……
今の姿の黒沼を包み込んであげられないけど、
でも、きっと………元に戻れる方法があるはずだよ………!
だから、泣かないで……?
ううん。泣いてもいいよ……!
そしたら、俺がこうやって抱きしめるから。
黒沼を守るから………!!」

「………風早くん……」

(あったかい………)

風早の姿をした爽子もまた、自分に抱きつく小さな体の風早の背中に腕を回し、ぎゅっと抱きしめた。

「……ありがとう……風早くん………」

(涙も、風早くんのおかげで乾いちゃうね………)


しかし二人だけの世界に浸っていた風早と爽子は、徐々に近づく廊下の足音に気付いていなかった。


そして―――

突然「バタン!」とドアが開いた。

「さわこっ遅くなっちゃってごめんねぇ。
雨大丈夫だった〜〜?
………っ!??」
爽子の母親は、視界に入ってきたその光景に固まった。


「っ……!!」
「……えっ!?……お、お母さ……!?」

爽子の母親が見た光景は、
Tシャツとトランクス1枚の風早(でも中身は爽子)と、何故かパジャマ姿の爽子―――。


母親はとっさに「バタンッ」とドアを閉めた。


「お、お母さん……!」
と風早の声で爽子が呼びかけたその時………

母親が廊下から言った。
『や、やだ……!お母さんったら。
ノ、ノックもしないで………ごめんね!
お、お邪魔しました………!』


「い、いや、おばさん、これには訳が……!」
爽子の声で風早が弁解する。

「お、お母さんっ、ち、ちがうの………これは……!」
風早の声で爽子が再び呼びかけた。

しかし、母も多少動揺してか、二人の言い分を聞く間もなく―――。

『わ、わ、分かってるわよっ、
あなた達は、ちゃんと責任感があるしっかりした子達だって………。
で、でもね………さ、爽子……風早くん………。
そういうことは、もしかして……まだちょっと早い、かしら?
受験もあることだし………。
お、お母さんの時代の考えだから、今はそんなことないのかしら………。
でも………もし「する」なら、どうか「間違い」のないようにね。
そ、それからお母さんがいない時に、してね……っ』

「!!………〜〜〜〜」
「お、おかあさ……」

『いいのよいいのよ!ごめんね、邪魔して…
じゃ、じゃあお母さん下に行ってるから、
か、風早くん、ごゆっくり……!』

「あ……あぁっ!あのっ………!!」
「……お、おかあさん…待っ…!!」

ぱたぱたぱた………
トントントントン………

廊下と階段を足早にかけていく母親の足音は遠ざかり、フェードアウトしていった。



「………………
………わ、わあぁぁ〜〜〜〜!!!
なんて場面を………!!
俺、もうダメだ……!
黒沼のお母さんに、これからどんな顔して会えばいいんだぁぁ〜〜!!」
ああああぁぁぁ………と頭を抱えて、爽子の姿をした風早はその場に崩れ落ちた。


一方爽子は
「お、お母さ〜〜〜んっ………」
風早の声で、泣きそうに嘆いた。


そんな二人の「事情」は………

まだ今は、

いや、しばらく

いいえ、この先もきっとずっと

誰にも話せないのです。



**********
(つづく)

つづきも読みたい!という方、
↓こちら、ポチっと応援お願いします!!
君の空。〜『君に届け』など漫画のネタバレ・感想・未来予想小説〜
君の空。〜『君に届け』など漫画のネタバレ・感想・未来予想小説〜

あの、一応冒頭に注意喚起を入れたのですが、前半ちょっとえっちぃ感じになってしまいました。
お風呂場ってダメですね///
以後自重します!!(;´д`)

けれど、途中のステキ挿絵は、「アカイホホ」のはる様が描いてくださいました☆
はる様ありがとうございました〜〜!!
イラストにすると、ほんと風早が爽子を……って図にしか見えません。風早め……!!w

最後のしめくくりが、「完」?って思った方もいると思いますが、しつこくまだ続きます。
このシリーズ、全3話で終わるはずが、今のところ、4〜5話分くらいのストーリーで骨組みができてしまってまして。
無計画ですみませ〜〜ん!
ご利用は計画的に!!

以上、Pocchiでした!

テーマ : 君に届け
ジャンル : アニメ・コミック

プロフィール

Author:Pocchi
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